「いてぇよ」 大ちゃんが頭を押さえた。 「あ、でも…わ、私はー、凌太の方が好きかも!」 私が言うと、大ちゃんの眉が刎ねた。 「アイツゥ…ぶっ殺す!」 「殺さなくてもいいじゃない」 私は大ちゃんを睨んだ。 「…いいか、桃花。俺以外の男と二人きりになるな」 大ちゃんが私の顎を掴む。 「いひゃい」 「あ?聞こえねェーよ」 大ちゃんが私の顎を掴む手に力を籠めた。 「っていうか、なんで恥ずかしがってんの?」 「え?」 「オマエの裸なんて、昔から見てるしな」