大ちゃんはいきなり私がいるベッドの上に乗ってきた。 私の足の上にドスッと腰を下ろす。 「この前の続き、する?」 この前? なんかあったっけ? 首を傾げていると、大ちゃんが私の服に指をかけた。 「この前は凌太に邪魔されたからさ…――」 思い出した。 大ちゃんが私の財布パクろうとした時だ!(※編集注:パクろうとしてません) 「や、やだよ大ちゃん」 私が言うと、大ちゃんは私の耳元に顔を寄せた。 「怯えてるの?」 甘い声に、ドキッとする。 何、何なのこのシチュエーション!?