「二人とも」 俺は二人を呼び止めた。 「あ?」 「どうしたの?」 二人が俺を見る。 「明日から三連休っすけど、二人は予定あるんすか?」 俺が聞くと、二人は顔を見合わせた。 「どうかなぁ?」 「いや、特にないけど」 大和っちの答えに、俺は内心ガッツポーズをした。 「ならさ、三人で遊びに行かないっすか?」 「え?」 「いや、正確には四人なんすけど…」