「最低・・っ!帰れバカ!」 ポカッポカッと蓮の体を叩いた 「はいはい。またな。絢香」 そう言うと、私に自転車を預け、電話をかけながら歩いて行ってしまった なに・・それ 唇にまだ触れてるような気がして、顔が熱い それと・・『絢香』って呼んでくれた 女の名前・・いちいち覚えるのめんどくさいって言ってたのに そーゆーとこ。ずるい 胸のドキドキを抱えながら家に帰る自分だった