鈴と風






「そーいや、何で熱があるって分かってながらも、学校にきた?」


風珸が尋ねた。



「…ん…最初は咳だけ…ゴボッ…だったから…。」


私は弱々しく話した。



「でも、だるいとかはあったんだろ?」


「…ん…特には感じなかったなぁ…ゴボッ…。」



「すげぇな…ここまで俺が運んでやったんだから…。」


首を回し始めた風珸。



「そっか…ありがとう…。」


私はお礼を言った。


「ついさっき熱があるって分かったな?よく…。」


「…そらしやがったな…バカ。ゲボッ…ウルフになるときは限って熱がある時だ…ゴボッ…。」


「…サンキュー…そこまで話してくれて…。」


感心したような風珸。


「…今まで…家で話し…ゲボッ…相手いなかったから…。」


「…ん?疑問があんぞ?お前の親、外国に行ってるんだよな?連絡ぐらい取れんじゃね?」



鋭い…。