もっと笑わせてあげたい。 もっと笑っていてほしい。 そう強く思うんだ。 だから、相沢が笑顔になれるなら俺は何でもしたい。 「じゃあキライな食べ物は?」 『…………。』 「にーんーじーんー…って、子供か!」 流れる空気がすごく穏やかな気がした。 それは初めて相沢と会った日以来。 少しずつ壁が崩れていく。 最後まで崩れれば、いい。