『なにが好き?』
『相沢!』
『おはよう!』
『また明日!』
キラキラした笑顔で、私に話しかけてくれる。
……冬樹。
君は太陽のように眩しいひと。
冷たくしても、私に笑いかけてくれて。
みんなが私のこと白い目で見ているのに、冬樹は私のこと気にかけて、普通に接してくれた。
幸せを遠ざけようとしていた私には、正直すごく迷惑だったはずなのに。
いつの間にか、冬樹のことが気になって仕方なくて。
……好きだなって、自覚したのはある日の日曜日に抱きしめられた時だった。
すごくドキドキして、
初めて男の人に抱きしめられて
すごく嬉しかったのに。
『ごめん。忘れて』
って、言われてすごくショックで。