叫びたいのは、大好きな君への想いだけ。



冬樹となら、私も未来で笑っていられるような、
そんな幸せな予感しかしなかったよ。

ありがとう。ありがとう。

本当に、幸せでした。


そう思う反面、優花のことを想うと幸せな自分がすごく惨めで、汚いとさえ思えてしまいました。


優花を自殺に追い込んだ私が笑ってるのが許せなかった。
自分を許すことができない。


冬樹を大好きだと想う幸せな気持ちと、
優花への罪悪感が私の中でずっと不協和音として響いていたんだ。


それが毎日が辛かった。


そのことがだんだん大きくなっていって、優花が転校して来てから私は「ああ、やっぱり私は幸せになってはダメだ」と思いました。


私が泣くと冬樹が辛そうな顔をするのもすごくイヤで。


冬樹といると私はすごく幸せなのに、私は全然冬樹にそれを返せていない。


私は冬樹が辛い想いをするのがイヤでたまらないんです。