「じゃあ相沢妹の席はあそこな」


「はいっ」



可愛らしく返事をしている優花ちゃんにすこしドキドキしている俺がいた。


……仁の話じゃメガネをつけていたはずだし、暗かったって聞いていたのに。


実際に見た優花ちゃんはメガネをつけておらず、よく笑っていて、本当に花みたいな子だなって思った。


相沢じゃないってわかってるけど、見た目も笑い方も似てて。


……なんだろう、この違和感。



「よろしくね!」


「え?あっ、うん!よろしく……」



ぼーっとしてて隣の席に座る優花ちゃんに全然気づかなかった。


……え?隣の席?



「久しぶりだね!仁くん!それから、優夜」