叫びたいのは、大好きな君への想いだけ。



母さんが亡くなってから初めての夏。
そう思うと母さんが死んでからまだ4ヶ月しか経ってないんだなと気づく。


相沢と出会えたから、
仁と友達になれたから、


あまり悲しみに暮れずに頑張れてるんだよな、俺。


そりゃ泣きたくなる夜もある。
母さんの笑顔や言葉が恋しくなる時もある。


もっと優しくしていれば……って、やっぱり思うし。


でも俺は泣かない。
頑張るんだ。強くなる。


空の上から見てる母さんが安心して俺たちを見守っていられるように。
笑って見守っていられるような、そんな男になる。


……見ててくれよ、母さん。