『ごめん』って はっきり断れれば よかったんだけど、

君の従姉妹だって思うと、冷たく突き放す事も出来ず…、

曖昧な態度が結局、君を傷付けた。




あのアルバムはね、

本当に祐貴に渡そうと思って持って来た物だったんだけど、

君を何とか繋ぎ止めたくて、咄嗟に渡してた。




もう出来るだけ君に嘘は吐きたくなくて…

必死だったよね 笑




だけど、…駄目だった。


名前を覚えてた"本当の理由"は言えなくて、

自己紹介で1回 聞いたからだ って、誤魔化した。






本当の理由…?




…それは、墓場まで持って行くつもり。