それでも彼が好き


「雫にはもう一頑張りできるかな。熱が高くて喘息になりかけてるから、点滴頑張ろう。俺がするから痛くないよ。大丈夫」

私はゆっくり頷いた。

渉はそれを見た後、私の腕を捲り、消毒をした。
私は怖くて目をぎゅって閉じると、

「よく頑張りました。」

え??

「もう針刺したの?全然痛くなかった」

「それはよかった。じゃあ、雫は寝なさい」

寝なさいと言われても…

「雫、寝ないと良くならない。喘息が怖いのもあるけど、この家には医者が2人もいるんだよ。安心して寝なさい」

渉も翼も信じてる。絶対助けてくれるって。

私は目を閉じた。