窓の外が明るくなってきた時、私は、目を覚ました。 あっ治ってる。 昨日のだるさも全然なく、すごくすっきりしていた。 「雫、おはよう。体調は?」 隣に寝ていた渉は、私を抱きしめ多分体温を確認している。 「全然しんどくないよ。治った」 「大丈夫そうだな。よかった」 渉はにっこり笑って、私の頭をなでた。