【更新中】初恋*~君と過ごす日々~

「じゃあ、あたしは帰らなきゃ。歩香ちゃん、また学校でね」


先生は慌ただしく帰って行った


「にしても、歩香の担任が夕依だとは、びっくりだな」


「蒼依君、何かあったら相談すると良いよ。夕依は良い人だから。」


歩香への接し方で十分良い人ということが分かった


「ママ、眠い」


目を擦りながら杏莉さんに甘える歩香


「夜遅いし寝ようか。客間が空いてなくて蒼依君の布団は杏花の部屋に引いたから」


「あっ、ありがとうございます」


お世話になりっぱなしで申し訳ないな。


「歩香は俺達が寝かせるから気にすんなよ。」


そして、耳元で“杏花の傍に居てやれ”と言われた


俺は頷くしか出来なかった


「歩香、言うこと聞くんだぞ。」


小さく頷いた歩香


皆で“お休み”と言って別れた