【更新中】初恋*~君と過ごす日々~

「蒼依君、お茶飲んでゆっくりしましょ。優斗、運んで」


優斗さんはテーブルまで運んでいた


「あっ、ありがとうございます」


杏莉さんがお茶を淹れてくれていた


「良く染まってるね」


「こっちの方が良いだろ?」


「そうだね。蒼依君、今日はありがとね」


「いいえ。俺は何もしてないですよ」


むしろ、お世話になってるのは俺の方


「こっちこそ、お世話になりっぱなしですみません。それに、歩香がここまで甘えたのは初めてなんです」


改めて歩香のことが知れて嬉しいけど…


「俺らも楽しいよ。杏花は一人っ子だからな」


「杏花も笑ってたから楽しかったみたいだし。あの子が笑うことってめったにないの」


確かに杏花は笑ってても作り笑い


「蒼依君、また遊びにおいでね。歩香ちゃんの面倒見てあげるわ」


2人とも本当に優しい