【更新中】初恋*~君と過ごす日々~

「お兄ちゃん…」


歩香が下りてきた


「歩香、どうした?」


「宿題終わったよ」


「そっか。お疲れ」


歩香は俺の足にしがみついたまま動こうとしない


「本当にお兄ちゃんだよね…?」


「あぁ、この髪型変か?」


「こっちの方が良い。前のは怖かった」


そう言ってニコッと笑ってくれた


「歩香も気にしてたんだな。お兄ちゃん格好良くなっただろ?」


優斗さんが片付けながら歩香に聞いていた


そんな歩香は笑顔で頷く


「さっ、片付け終わったし2階に行くか。ご飯作るぞ」


「パパ…抱っこ」


普段、おじさんにも甘えない歩香が優斗さんには甘えてる


「2階までな?」


そう言って文句も言わずに歩香を抱き上げた


小学1年生にしては小さい歩香は軽々と持ち上げることが出来る