「喧嘩もすれば別れたりもしたし。たくさん傷つけた。だけど、杏莉以外考えられなかったんだ」


「後悔とかは…?」


「杏莉と付き合って後悔はない。ただ、好きになった人が病気を抱えてただけさ。」


辛いはずなのに優斗さんは笑って話してくれた


「これで15分くらい置いとかないといけないから休憩な。コーヒー飲めるか?」


「あっ、はい。ありがとうございます」


優斗さんは奥の部屋へと入っていった


「大津君、順調に染まってる?」


「あっ、杏花。順調みたいだな。歩香は?」


「宿題終わってママとお絵描きしてる」


人見知りがあるから不安だったけど大丈夫みたいだな


「杏花、何か食べてる?」


「いちご飴」


だから、甘い匂いがしたんだな。


「あげる」


そういうと杏花はいちご飴を1つくれた