杏莉さんと杏花が歩香を連れて2階に上がるのを見送った


「優斗さん、すみません」


「謝るなって。別に構わないから。それに杏花にも刺激になるからな。さっ、やるか。座りな」


優斗さんに促され椅子に座る


「にしても、傷んでるな」


俺の髪の毛を見ながら話す


「美容室に行きたくてもなかなか時間がなくて」


どの美容室に行って良いかも分からなかったし。


「本当、この髪色は頑張りすぎ」


「教師への反抗ですよ」


優斗さんには本当のことが言える気がした


「まぁ、分かるけどな。俺も反抗してた。杏莉に出会うまではね」


「2人はどうやって出会ったんですか?」


なんか聞きたくなった。


仲良い2人だから…


「蒼依には話すか。髪染めるの時間かかるしな。」


優斗さんは染めながら話してくれた