大津君が居なくなって静かになった部屋


なんか、寂しいな…


キスされた時はびっくりした


初めてだったから。


それも憧れの人と…


だけと、何故かねだっていた


どんな方法でも良かったからモヤモヤを取り除きたかったんだ


どのくらいキスをしたかなんて分からない


時間にしたら長かったよね


だけと、大津君とのキスは嫌じゃなかった


寧ろ、不安を取り除いてくれてるみたいで優しかった


思い出しただけで顔が赤くなる


だから布団を顔まで被った


憧れ…。憧れなんだから。


それ以上のことなんてない


「杏花、入るよ…?」


ママが来たみたい


「体調、大丈夫?」


「うん。今は落ち着いたよ」


ご飯を食べて薬を飲んだら楽になった


ママと話すために再び座り直し膝掛けを掛ける