「良いよ。杏花も不安だったんだよな?」


「うん…。このモヤモヤ自分ではどうしても取り除けなくて…」


だから、甘えて来たってわけか。


でも、俺も杏花とキス出来て嬉しかったし。


その反面、好きなヤツとなら怖いとも思った


どうしたら良いか分からないから。


「あっ、後で妹を迎えに行かなきゃなんだよ」


歩香のこと忘れてた


「妹さん?」


「あぁ、小学1年生。優斗さんに話したら連れてきて良いって言われたんだ」


「パパもママも子供好きだもん。」


確かに2人とも好きそうな感じだな


「大津君…戻って来る?」


「ちゃんと戻って来るよ。髪染めて貰わなきゃだし。だから、暴れなくて大丈夫だからな?」


俺は杏花の頭を撫でながら小さい子をあやすように優しく声を掛けた