【更新中】初恋*~君と過ごす日々~

相変わらず綺麗に片付けられているパパの書斎


机の上にはポツンとカメラが置かれていた


パパが愛用しているカメラ


ママとの思い出がたくさん詰まってるんだろうな


あたしも蒼依との思い出をいっぱい撮りたい


なんて考えてたら突如にふらつきを覚えた


そういえば、あんまり体調良くないな。


とりあえず、インクを探して座り込む


少し座ったら良くなるだろう


「杏花ー?何処だ?」


蒼依の声が聞こえる


だけど、返事をする力なんてあたしにはなかった


「あっ、居た」


「あお…?」


「全く…。探したんだからな。勝手に1人で行ってさ。優斗さんに聞いて此処に来た」


蒼依はあたしを抱きしめてくれた


「熱、あるな…。インク、しっかり持ってろ」


あたしは蒼依に言われるがままインクを持った