あたしから写真を撮ると言う趣味を取ってしまったら楽しみがなくなる


それだけ、あたしの中で大切で楽しいこと。


「蒼依も上手くなってるよ」


あたしとは視点が違うからなんか新鮮


あたしは現像する準備を始める


台紙とインクを準備してSDカードをプリンターに差し込む


……あっ、1つインクが無くなってる


「あお、パパのとこに行ってくるね」


あたしは立ち上がりパパのところへ向かった


「パパ…」


「杏花、どうした?」


パパはちょうどお客さんを見送った後だった


「インクが切れてるの」


「俺の書斎の棚の中にストックがあるからそれを使いな。大志さんが杏花の為に買ってくれたヤツが入ってる」


「分かった。ありがとう。行ってみるね」


とりあえず、パパの書斎に行ってみる