----翌日


眩しい日の光で目が覚める


杏花を見ると気持ち良さそうに眠っている


可哀想だから起こさないで寝かせてあげよう


喉の渇きを覚えリビングへ行きお茶を飲む


杏花が居るから気分的に楽だ


カーテンを開け部屋に光を入れる


そして、部屋に戻ると…


「あおっ!!」


俺を見つけた杏花が飛び付いて来た


そんな杏花の頭を撫でる


「居なくなったかと思ったぁ…」


杏花なりに不安だったんだな


「大丈夫。居なくならねーよ」


杏花が居ないとダメだから


「今日はどうする?」


「蒼依と一緒に居る」


そういうと思った。


「じゃあ、行き当たりばったりで何処か行くか。準備しよう」


少しでも杏花の心の傷を癒さなければ…


俺に出来ることをやるだけなんだ。