【更新中】初恋*~君と過ごす日々~

「杏莉さん、ごめんなさい…」


「謝らなくて良いよ。杏花も強がりね。あたしもこんなことあったな~」


……杏莉さんが?


「びっくりしてるわね。あたし、この体だからイジメなんてしょっちゅうだったのよ。いつも優斗に助けられてたけど…」


杏莉さんは懐かしそうに話す


「貴方と離れてる間、ずっと名前呼びながら泣いてたの。よっぽど蒼依君のことが好きなのね」


そう言われると何か照れる


でも、必要とされているみたいで嬉しい


「多分、杏花が起きたら思いっきり甘えるはずだから甘えさせてあげてね。歩香ちゃんの面倒は任せてね?」


それだけ告げると杏莉さんは出て行った


杏莉さんが出て行って静かになった部屋


杏花の寝顔を見てみると安心していた


杏花の寝顔を見ながら誓った


……もう離さないと。