【更新中】初恋*~君と過ごす日々~

「俺こそごめんなさい。杏花の近くに居たのに気付いてあげれないなんて。」


「蒼依が謝らなくて良い。杏花は蒼依には心配掛けたくなかったみたいだから」


けど、気付いてやれなかったから後悔の念が襲う


「とりあえず、帰ろう」


杏花の家に着くまでは一切会話がなかった


「お兄ちゃん…」


久しぶりに見た歩香


その表情は泣きそうだった


「歩香、ごめんな?」


「もう、離れないで。」


俺は小さく頷いて杏花の部屋に行く


「杏花のこと頼んで良いか?」


「はい。分かりました」


優斗さんは杏花の頭を撫でると部屋を出た


久しぶりに見た杏花は痩せている


それだけ、精神的に堪えてたっていうことだよな


「……んっ?」


「杏花、起きた?」


「嫌!!」


杏花は俺の顔を見るなり布団を被っていた