「俺達の前では笑ってるけど、空元気だな。無理して笑ってる」


杏花に会って話がしたい


抱きしめてあげたい


「蒼依、いうの忘れてたけど…。今の杏花はいつ発作が起きてもおかしくない状況だ」


「そうなんですか?」


優斗さんは小さく頷いた


「杏花が持ってるバッグのポケットの中に薬が入ってるはずだから何かあったら宜しくな」


「分かりました。杏花は俺といて後悔しないんでしょうか?」


俺だって不安なんだ


「むしろ、ずっと一緒に居たいって思ってるよ。蒼依にしか甘えられないからな」


そう言ってもらえて安心した


「優斗さん、杏花に何かプレゼントしたいんですけど…」


「分かった」


それだけ言うと優斗さんは提案してくれて話が進んでいった


杏花に謝らなきゃな。