おでこに手を当ててみると熱い


汗もかいてるし…


これは早く連れて行かなきゃだ


俺は杏花を背負い杏花の家へと向かった


「杏莉さん!!」


花壇の手入れをしていた杏莉を呼んだ


「蒼依君、どうした?」


「杏花が…」


「あら、大変っ。優斗呼んでくるわね」


杏莉さんは優斗さんを呼びに行った


そして、念のために病院に行くことになった


原因は“熱中症”


ぶっ倒れるまで何してたんだよ…


「……んっ?」


「杏花、起きた?」


「あ…お?」


杏花は力なく笑っていた


「ここ…何処?」


「病院だ。熱中症で倒れたんだよ」


すると杏花はパッと起き上がった


「帰る!!」


「動くな!!最低、3日は安静にしてろって言われたんだから」


再び杏花をベッドに寝かせる