「明日だったらその時間以降、予約入ってなかったからゆっくり出来る。明日で良いか?」


本当に良いのか?


忙しくないのかな?


「良いんですか?」


「あぁ、構わないよ。また話を聞いてやる」


優斗さんはどこまで優しいのだろうか?


「ママ、未優姉ちゃんから電話だよ」


「あっ、分かった。ありがとう」


「ゆっくりで良いってよ。」


杏莉さんはゆっくり階段を上っていった


「杏花、明日…蒼依と一緒に帰って来い」


杏花は驚きを隠せないようだ


「明日、学校終わりに髪染めることになったから」


「そっか。分かった。」


「あっ、でも、妹が…」


歩香のこと忘れてた


「連れてきて良いよ。杏花も居るしな」


「うん。良いよ。あたしも会ってみたいし」


……良かった。