パパ達が楽しそうに話しているのをよそにあたしはソファーに座って雑誌を読むことにした


せっかく楽しそうにしているのに邪魔は出来ない


あたしが居ない方が楽にお話だって出来るはず。


蒼依も歩香ちゃんも楽しそうだし


なんて考えながら雑誌を読むことに集中していた


「花、…杏花!!」



「えっ?」


名前を呼ばれてるのに気付き顔をあげる


「部屋行こうか?」


「パパ達は…?」


周りを見渡すとこの部屋に居るのはあたし達だけ。


「優斗さん達なら歩香を連れて散歩に行った」


「……そっか。」


ということは蒼依と2人きり


「杏花、なんで離れたんだ?いつの間にか俺の隣から居なくなるし」


「せっかく楽しそうにしてたからあたし邪魔だと思ったの」


あたしが居ない方が良いかなと思って離れた