【更新中】初恋*~君と過ごす日々~

「おーいっ…」


固まっている七橋にあたしは手を振ってみる


「あっ、ごめん。何も言ってないのに杏花ちゃんが当てるなんて凄いと思って…」


「杏花は何も言わなくても分かってくれるの。だから、大津も言ってたようにナメない方が良いと思うよ」


「ねぇ、妃奈ちゃん名前で呼んでよ。」


「えっ、無理…」


「即答しなくても…」


だって、恥ずかしいんだもん


俯いていたら後ろから抱きしめられた


「妃奈…呼んで?」


耳元で囁くなんてコイツはズルい


「わ…たる。」


あたしは勇気を振り絞って名前を呼ぶ


「上出来」


渉は笑顔で呟いていた


それから、ご飯の時間まで渉とゆっくりした時間を過ごした


食事は大広間でクラス全員で食事する


たくさんの料理が並んでて4人で他愛のない話をしながら食べたんだ