「何でもないよ。でも、杏花が幸せそうだなって思っただけ…」


今は七橋に連れてこられ遠くから杏花達を眺めてる


「妃奈ちゃんは親友思いなんだね。」


「そういう七橋だって一緒じゃん。」


七橋も大津に彼女が出来て嬉しそうだ


「俺だって蒼依には幸せになってもらいたいし?とりあえず、せっかくだから楽しもうよ」


七橋と一緒に写真を撮りながら散策して回る


でも、緊張してどうしたら良いか分かんない


「妃奈ちゃん、楽しくない?」


七橋が覗き込んで来た


「そういうわけじゃない。実をいうとあたしも杏花と一緒で男嫌いだからどうしたら良いか分かんなくて…」


こんなんじゃ七橋に迷惑掛けちゃうなんて分かってるのに…


「妃奈ちゃん、ちょっとこっち」


七橋に連れられて来たのは誰も居ない静かな場所だった