「学校はどうだった?」


明日の準備をしながら歩香に聞く


「楽しかったよ」


そう笑顔で答えてくれた


それからは家事をこなし歩香とご飯を食べる


その後にお風呂に入った歩香


お風呂から出てきた歩香の髪の毛を乾かし終えると欠伸をし始めた


「眠たいのか?」


俺の問いかけに小さく頷いた


「俺、散歩行ってくるけど寝れるよな?」


「ちゃんと帰って来る?」


「あぁ、鍵は閉めるから。疲れただろ?」


歩香は“お休みなさい”と言って自分の部屋へと向かった


歩香が部屋に入ったのを確認して俺も財布と携帯を持ち散歩へ出掛けた


春だけどまだ肌寒い


何処に行こうか迷った挙げ句、公園に行くことにした


公園に着くと先客が居たようだ


その人物を見て驚く


あの、辻岡杏花だったから。