「じゃあ、優斗さん。宜しくお願いします」


「あぁ、分かった」


それからしばらく他愛のない話をして盛り上がった


本当に杏花達、家族と居ると心が温かくなる


歩香だって笑う回数が増えた


それだけ優斗さん達に心を許してる証拠


「歩香、帰るか。」


「うん…。」


帰りたくないって顔してるな。


俺だって帰りたくない


だけど帰らなきゃいけない


優斗さん達に見送られ帰宅した



「お兄ちゃん…寂しい。寝れない」


最近は家に帰るとこんな感じ


普段、1人で寝る歩香が寝れなくなっている


おじさんにも何もない限り近寄ろうとしない


歩香を抱き上げ寝かしつけて俺のベッドに寝かせた


歩香と杏花は何処か似てる気がする


歩香の寝顔を見つめながら俺も眠りに就いた