「気にすんな。前にも言ったろ?2人は我が子みたいなものだって。」


優斗さんは手早く調理を進めていた


「杏花もお前と付き合いだして笑う回数増えたしな。」


そうだと嬉しい


「俺、杏花の役に立ってますか?」


「充分役に立ってるよ。分からなくても蒼依に出来ることをやれば良い。杏花はそれで充分だから」


「お兄ちゃーん!!髪の毛拭いて~。」


歩香がお風呂から上がってきたらしい


「もうすぐ終わるから歩香の髪の毛拭いてやれ」

優斗さんに言われソファーに座り歩香の髪の毛を乾かす


「歩香ちゃん、あがったんだね」


「ママー!!お姉ちゃんと一緒に入ってきた」


歩香は杏莉さんに嬉しそうに話す


「はい、出来た。」


「ありがとう」


歩香の返事と同時に杏花が髪の毛を拭きながらやって来た