【更新中】初恋*~君と過ごす日々~

考えているとリズム良く寝息が聞こえて来た


「寝ちゃったみたいね。蒼依君、その状態で大丈夫?」


俺が小さく頷くと杏莉さんはタオルケットを杏花に掛けていた


「杏花が甘えるなんてよっぽど蒼依君のこと好きなのね。しっかりと杏花自身を見て支えてあげてね?」


「俺が彼氏ってこと認めてくれるんですか?」


付き合い始めた頃に報告はしたけど不安だった


「もちろん。杏花が好きになった子だもの。認めなきゃね。貴方は良い人だって初めて見たときから分かってたわ」


「ありがとうございます」


なんか嬉しい。


「ママー!!見てー!!」


優斗さんに肩車されて喜んでいる歩香


「写真撮るからそのままね」


杏莉さんはカメラを向けていた


3人とも笑顔でとても楽しそうだ


俺は家族との楽しい思い出ってないな