「勉強自体あんまり好きじゃないけどね」


「分からないとこがあれば教えてやるよ」


「じゃあ、蒼依君。ここは?」


杏花が指差した場所を見て余白に公式を書き丁寧に教える


そして、杏花自身に解かせる


「出来たっ!!」


杏花の答えを見てみると…


「完璧」


「あっ、やったぁ」


それから杏花はスラスラと問題を解いていった


「終わったぁ…」


最後の問題を解き背伸びをする


「出来たじゃん」


「エヘヘ。蒼依君の教え方が上手いからだよー!!」


自分が出来なかった事が出来て嬉しそうだ


勉強道具を片付けてソファーに座り杏花を抱きしめる


これまた嬉しそうにする杏花


「お疲れ様」


「ごめんね?あたしの勉強に付き合わせちゃって」


杏花は申し訳なさそうに謝る