「部屋行こうか…?先にお茶持って行くから待ってな。」


俺は先にお茶を持って行き小さなテーブルを出してその上に乗せた


そして、杏花のところへ行く


「杏花、行くよ」


俺は杏花の荷物を持ち部屋に入った


「相変わらず、綺麗に片付けてあるね」


そりゃあ、杏花がいつ来ても良いように片付けた


「此処、座りな」


俺は座布団を置き座るように促す


「蒼依君、ギューッてして?」


これは杏花が甘えたい証拠


「勉強終わらせたら思いきり甘えて良いから頑張れるよな?」


小さく頷きちょこんと座った杏花


「杏花の好きな科目と嫌いな科目は?」


「好きなのは英語。嫌いなのは数学」


確かに数学で悪戦苦闘してたな


「英語は好きだけど話すのは嫌い」


ちょっとずつ杏花のこと知っていこう