【更新中】初恋*~君と過ごす日々~

「杏花、ゆっくり休むんだよ。落ち着いたら授業に出ておいでね?取り巻きはあたし達でなんとかしておくね」


妃奈は七橋君を引っ張って出て行った


「やっと静かになったな」


あたしは小さく頷いた


「ベッドに寝るか?渉が居たから拒んだんだろ?」


「うん。七橋君怖い…」


「アイツは良いヤツだけどうるさいんだよな」


蒼依君はあたしを寝かせながら呟いた


「杏花、教室に行くか?」


「行かなきゃいけないけど怖い」


「じゃあ、もう少し休んでから行こうな」


荷物は妃奈達が持って行ってくれた


「蒼依君、ごめんね?あたしが居るからまともに授業受けれないよね」


あたし、体調不良になりやすいんだよね


「心配ないよ。俺、授業受けたくないし杏花が心配」


何でこの人は優しいんだろうか…。