【更新中】初恋*~君と過ごす日々~

「2人とも酷いよー!!ねぇ、杏花ちゃん」


七橋君はあたしの頭を撫でようとした


……が怖くて更に強く蒼依君に抱きついた


「ほらほら、杏花が怖がってるから止めな」


妃奈が止めてくれた


「なんだよ。杏花ちゃんが心を開いてる男は蒼依だけか。」


七橋君のことは嫌いではない


だって、蒼依君が信頼してる人だから


「蒼依君、寒い…」


「あっ、杏花って冷え性だったよね」


さっきまで暑かったのに急激に寒くなった


「ベッドに寝るか?」


「離れたくない…」


1人になるのが怖い


「分かった。じゃあ、このままな?」


「うわぁ…。蒼依が甘い。考えられない」


七橋君には悪いけど、煩くて耳を塞いだ


「渉、うるさい。杏花が怯えてるから静かにしろ」


蒼依君の一言で黙った七橋君