【更新中】初恋*~君と過ごす日々~

「健斗さん、どうして?」


「身体が震えてる。杏花は昔からそうだったもんな」


そういえば、付き合い長いんだった


だから、健斗さんはほんのちょっとの震えも見逃さない


「落ち着いてから授業出ろよ」


それだけ告げると出て行った


「杏花、おいで?」


蒼依君はあたしを抱きしめてくれた


抱きしめられて蒼依君の鼓動を聞くと落ち着くんだ


「教室でも凄かったわよ。特に女子達が…。男子は“あの2人だから仕方ないか”とか言ってたけど…」


妃奈って観察力あるからなぁ…


「てか、いつの間にそんな関係になってたわけ」


今まで黙っていた七橋君が口を開いた


「お前に教える必要はない」


「そうよ。あんたに教えたらうるさいから大津も教えなかったの」


七橋君はしょんぼりしていた