それからは夜ご飯を食べて他愛のない話をして盛り上がった


蒼依君は早速ママにも報告してた。


そしたら、ママも喜んでくれた


今は、蒼依君と2人っきり


今まで甘えられなかったからずっと抱きついたまま


蒼依君に甘えた時点で好きになってたのかもしれないね


「杏花、明日から朝迎えに来る」


「えっ…?良いの?」


「もちろん。一緒に登校したい。ダメか?帰りもな。」


「ダメじゃない。むしろ嬉しい」


蒼依君と一緒に学校に行けて帰れるんだもん


「あっ…。でも、部活とかバイトは?」


「歩香が居るから部活もバイトもしてない」


……あっ、そうか。


歩香ちゃん小さいしね


「それに、親達は大金残して俺らを捨てた。だから、お金には困ってない」


蒼依君は何処か寂しそうだった