【更新中】初恋*~君と過ごす日々~

しばらく経って落ち着いて来た


「落ち着いたみたいね」


あたしは小さく頷いた


蒼依君と歩香ちゃんは不安な表情をしていた


「杏花、話せるよな?」


パパが言ってる“話せる”って蒼依君にだよね?


「話せなかったらあたし達が話して良いんだよ?」


あたしは首を横に振った


「蒼依、歩香の面倒は俺達で見とくから杏花の傍に居てやって」


パパはあたしが1人が嫌なこと分かってるみたい


甘えるのや人を信じるのが怖いのに蒼依君には甘えちゃうんだ


パパ達は歩香ちゃんを連れて出て行った


「杏花…大丈夫か?」


蒼依君は隣に座り抱きしめてくれた


怖いはずなのに落ち着く。


「いきなり…ごめんね?」


「良いよ。俺こそなにも出来なくてごめんな」


謝らなきゃいけないのはあたしの方だ