【更新中】初恋*~君と過ごす日々~

ボーッとしながら歩いていた


「「危ない!!」」


……えっ?


2人の声に反応し…というか蒼依君に引っ張られてぶつからずには済んだみたい


ただ、目の前には電柱があった


そして、あたしは蒼依君の腕の中


「ホントに危なっかしいヤツだな。後少し遅かったらぶつかってたぞ。」


「ごめん…なさい」


「お姉ちゃん、大丈夫?」


歩香ちゃんにまで心配させちゃった


“大丈夫”って言いたいのに声が出ない


「とりあえず、行こう」


今度は蒼依君に手を握られ歩いていた


「お帰りなさい」


外の掃除をしたママが出迎えてくれた


「杏花…?どうしたの?」


ママはすぐにあたしの異変に気付いた


「何でも…ないよ」


「そう…2人とも上がっていきなさい」


ママの一言で家の中に入った