【更新中】初恋*~君と過ごす日々~

「甘えたくなったら甘えて良いんだぞ?」


蒼依君はあたしの頭を撫でながら微笑んでくれた


あたしの思ってること見透かされてる?


エスパーですか?


「杏花のことは分かる」


なんていう自信…。


「前にも言ったろ?“杏花が甘えても文句は言わない”って…」


だけど、なんか変だよ…


甘えたいって思うのに体が硬直してるんだ


ドキドキだって治まらない


「お兄ちゃん、準備出来た」


歩香ちゃんはバッグを持って近寄って来た


「おう、じゃあ…行くか」


あたしも自分の荷物を持ち立ち上がる


「杏花…荷物貸しな」


「良いよ。自分で持つから」


と言ったものの蒼依君は荷物を持ってくれた


蒼依君は優しいしかっこいい


あたしには程遠い所に居る人だよ…


あたしじゃ釣り合わない


だから、憧れなんだ。