「空が目を覚ますまで、私は帰りません。


それに、最初から親にそう言ってありますし。」



菜月がそう言った。



「俺も帰りません。



空の事心配だし、それに空がちゃんと目を覚ますのを見ないと気が済まないんで。」





2人とも、笑顔で俺たちを受け入れてくれた。



「でも、お家の人にはもう一度ちゃんと連絡してね。」



と、空の母さんに言われた。