……………


クソ………




えー…今日が体育祭当日です
それは良いんです


ただ……

行進が嫌なんだよ…!


人と合わせて歩くとか無理!つか、高校生にもなって皆で仲良く行進させるってどうなんだよ!青春真っ只中のオレらに元気よく歩かせるきか!何が腕を曲げるな足を高くあげろだ!上げた足で前の奴を蹴り飛ばすぞコノヤロウ!恥死するわ!



「……顔怖いよ、朔月君」



と、行進の前の並んでいる最中の出来事でした


え?
ちゃんと行進したかって?



アッハハー…

するわけねぇじゃん



「だりぃ…俺騎馬戦まで寝るわ」


のそりと動いた光樹が何処かに向かった


「分かった。お昼にはこっちに来てよ?」

「あぁ」



うーしっ

オレは自前のハチマキを額に巻いた



「あっれぇ、さっくんのハチマキいかすぅー!僕にはぁ?」

『ん?あぁ、良いだろ?欲しいのか?』

「うんっ!ちょーだい?」



言うと思ってたぜ!泪君よ!


『ホラよっ』

「やぁった!巻いて巻いて!」



頭をすりよせてきた泪の頭をグシャグシャって撫でた

「むぅ?撫で撫でじゃなくてぇ、巻いて!」

『プッ、クシャクシャ(笑)』

「さっくんーひーどーいー」

『ごめんごめん。はいよ』



スルリと巻いてやればありがとうと、抱きつく泪

んーごめんなー


テンション高いんだよオレ