エメラルド・ナイト~守護者たちの饗宴~

「知るにはそれが一番であろう」

「どうして俺か陣を連れて行かなかった。1人で行くなんて」

 語気を荒げ、悔しげに視線を外した。

「すまぬ。一対一で話したかったのだ」

 素直に謝罪する絵理に溜息を吐きつつ、何事も無かった事に安堵して優しく抱きしめる。

「絵理に何かあったら、俺は生きていけない」

 それは青司をよく知る絵理にとって、とても重たい言葉だ。

 最愛の妹を亡くし、その哀しみは幾ばくか計り知れない。

 彼にとっては、最も心の通じ合った血縁だったのだ。

 絵理は目を閉じ、青司の腕の温もりを噛みしめた。