エメラルド・ナイト~守護者たちの饗宴~



 まだ納得出来ないといった少女の背中を見送りつつ、ベリルは小さく溜息を漏らす。

 それぞれに個性的な者たちだが、彼はそもそも少年や少女の扱いには慣れていない。

 ひとまず、度胸だけは据わっているという事は確認出来た。

 さて、どこまで伏せていられるかだ……小さく唸り、武器の手入れを始めた。