食事を済ませた陣たち3人は、1つのベッドルームに集まり、これからの事を話し合った。

「やっぱり信用出来ない」

 青司の第一声に、陣は肩をすくめた。

「でも実際に襲われた訳だし、あの人がもし味方じゃなかったとしてもだ、こんな回りくどいことをするかな?」

「そんなこと解らないだろ」

 陣のもっともな意見に若干、ムッとしながらも反論する。

「傭兵とは、ああいうものなのか」

「まさか! あれじゃあ、ただのおせっかいだ」

 不機嫌よろしく、問いかけた絵理に呆れた声色で応えた。