次の日──およそ一週間を見込んでいる旅行だが、行き帰りを入れての日数のため絵理は朝から出かけようと支度を急いだ。
キングサイズのベットは、昨日の疲れをすっかり消し去ってくれた。
まだ若い彼ら3人には少々、贅沢なホテルとも思えるが、見知らぬ異国の地で安全を確保するための最善の措置だといえる。
青司と陣だけならまだしも、絵理がいるのだ。
青司に至っては絵理の事を考えると、このホテルでも安心していない。
大事な婚約者なのだ、当然といえば当然ではある。
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